アンチ自己分析!
こんにちは。
前回、酔っ払った勢いで開設してしまったこのブログですが、ちゃんとなにか書かないとなと思いました。
今回のテーマ:自己分析
就活を進めていると必ず通るのがESと面接であります。基本的にあなたについて根堀り葉堀り聞かれるわけですね。例えば「あなたの人生最大の挫折とそれを乗り越えた経験について教えて下さい」etc...。
とは言え、普通の人はいきなり「短所/長所」「成功/挫折」「志望理由」なんてきかれたってわからないよ!!となるでしょう。
case.1
A「ヤバいどうしよう」
B「とりあえず自己分析しようぜ....。えっと自分の強みは...TOEICで800点をとったし英語力かな??.....サークルでは副部長を努めたリーダーシップ?があって....。」
A「まじかー、お前いろいろ書くことあっていいなぁ」
B「うーんでも正直英語話せるわけでもないし、副部長っていってもうちのサークル一学年2人なんだよね....。」
なんつー会話が始まるのもこれまでの人類の歴史で何回繰り返されてきたのやら。
いきなりこんなわけの分からない質問をされた時に「きっと正解があるはずだ」とか「対策をしなくちゃ」とあせるのはアタリマエのことです。就活とは自分と向き合うことなんだよ少年。とかいうおっさんもいますしね。
これがすべての不幸の始まりです。
この質問に対して対策を練るというあたりで就活が受験勉強のような様相を帯びてきて自己分析から業界動向.....ちょっと意識が高くなると企業IR分析.....あぁぁぁぁ。。。という闇にハマってくわけです。
こっからが盛り合いの本領発揮ですよね。ボランティア活動、ビジネスコンテスト優勝、最近では大手広告代理店の夏インターンに参加!とかでしょうか。
しかし、やるなとは言いませんが、正直これらのアプローチは効率がいいとは思えません。
思い出して下さい、会社といえど人の集まりです。
WEBテストは別として、面接であうのはロボットではありません。人です。あなたを面接するのはあなたと同じ人間なんです。
そういう意味でサークルやバイトに新人が入ってくる時と、就活は変わりません。
本質は「新しい仲間にどんな人を迎えたいか」という事だけなんです。
case.2
新学期を迎えたあなたのクラスにこんな人がいたら友達になれそうですか?
「僕は高校ではサッカー部の部長してて、県大会ではチームを優勝に導いたんだけど、勉強も頑張ったから成績は全国模試でいつも100位以内に載ってたんだー!で、君は?」
正直、すごいなーと思う反面で心のどこかでは「こいつ、なんかいけすかねぇなぁ」と思いませんか?
もちろん、ホントに優れた成果を出している人というのは素晴らしいのですが、あまりに共感できないレベルの話をされてもいまいち仲良くなれそうにないと思うのが人間というものです。
case.3
ではこれではどうでしょう?
「高校ではサッカー部の部長してたんだけど、友達にこんな奴がいて支えてくれたから県大会優勝できたんだよー!勉強もきつかったんだけど、先生が熱心に教えてくれたから模試でもそこそこの順位ではいられて、模試で100位に入った時は嬉しかったなぁ....。」
ちょっと印象違いませんか?
「成果」自体についてはほぼ同一ですが、その達成プロセスにおいて人間的な「弱さ」を盛り込んでみました。これが話に人間味を加え、共感を得るわけです。
面接の自己アピールはあなたの能力ひけらかしの場ではありません。あくまでコミュニケーションを取るための機会です。10個なんとなくすごそうそうな肩書をつけるより、1つのイベントに関して、自分と周りの人との関わりについて考えてみてください。別にその中で大事な役割は果たしてなくてもいいんです。それについて友達に伝えるとき、どうしたら共感してもらえるかも考えてみましょう。
「この人と空港で一晩一緒に過ごせるか?」というのはGoogleの採用基準だそうですが、サークルの合宿にこいつとなら行けるかな、という人の言動について考えてみるのがこれを達成する近道でしょう。
さて、それとは別に苦手な人が多いんじゃないかというもので伝わる「書き方」の問題もあるかと思いますが、これは次回に。